マウスガードってご存じですか
(更新日:2025-09-30)
マウスガードってご存じでしょうか。最近では、ラグビーや空手、ボクシングの選手が、歯につけているのをみられる方もいらっしゃるのではないかと思います。
マウスガードとは、スポーツをする時に口や顎(あご)のけがを防ぐための主に上あごにつけるものです。スポーツをすることで歯が破折(はせつ)、脱臼(だっきゅう=抜けてしまうこと)することを予防します。また、歯をカバーしているので、唇・舌・お口の粘膜のケガもより軽いものとなります。
相手がいるスポーツでは、自分の歯が相手に当たることによる相手のケガを防ぎます。さらに顎(あご)の骨折を予防または軽減します。顎の関節を保護し、ケガした場合でもより軽症ですむでしょう。
頭部へ伝達される衝撃を緩和し、脳振盪(のうしんとう)が予防、または軽減されます。安心して積極的にプレーできる心理的効果もあります。私自身も学生の頃ラグビー、空手をやっていたので自分で作ってマウスガードをつけていました。最初は確かにおえー、とするし、口の中が乾き易くなったりしましたが、慣れると今度はマウスガード無しでのプレーが怖くなり、マウスガードをつけると今まで以上にすごく思い切ってプレーができるようになったのです。
ラグビーや空手ではつけることが義務づけられています。
その他のスポーツでも相手とぶつかることがあるスポーツ、例えばハンドボール、バスケットやサッカー、野球やソフトボールではつけることがいいとされています。
そのようなスポーツをされているお子様は、是非つけられることをお勧めします。作成は保険がきかず自費になります。当院では高校生以下は、4500円(税別)となります。